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ニュージーランドの教育

教育制度

 中等教育のYear11まで義務教育体系をとっている。専門学校や大学も将来の適正に応じて細分化されているのが特徴である。

  

◆幼児教育◆  

 05歳までの乳幼児を受け入れる託児所(Child Care / Day Care)、35歳までの幼児を対象とする幼稚園(Kindergarten)、保育園(Pre-School)、プレーセンター(Play Centre)と呼ばれる施設などが主な幼児教育機関である。 

公立機関は政府から補助金が出るため、私立に比べて授業料が安い。入園当初は週3日、午後の授業を受け、その後週5日、午前の授業を受けるのが一般的。プレーセンターは保育指針に保護者の考え方がそのまま反映され、センターごとの特色が出る。託児所は共働きの家庭が対象。どの施設も小学校就学前のクラス(Pre-School Class)を設けている。 

 

◆初・中等教育◆ 

 義務教育機関は516歳まで。運営は各学校の理事会が直接行い、学年の区切りやカリキュラム、学年の呼び方などさまざまであるが、基本的には日本の小学校に当たるプライマリースクール(Primary School)がYear16、中学校に当たるインターミディエイトスクール(Intermediate School Year 78、高等学校に当たるセカンダリースクール Secondary School Year913となる。授業は学校や担当教員の方針に任せられ、児童、生徒の学習スピードやレベルに応じて行われている。公立の小・中・高等学校では授業料は無料だが、教材費は自己負担となる。運営は各校の独立採算制で、寄付金などは学校によって異なる。学区制を採用している学校が多い。

 

●初等教育(Primary School / Intermediate School 

 日本の小学校に当たるプライマリースクールは56歳から1011歳までの子どもが対象で、通常Year 166年間である。小学校は、子どもが満5歳の誕生日を迎えたその日から入学資格が与えられる。そのため、子どもによって入学日が異なり、全体での入学式はあまり行われていない。クラス編成は各学校で異なり、編成の仕方に各学校の特色が出ている。小学校卒業後、日本の中学校に当たるインターミディエイトスクールと呼ばれる1112歳から1213歳のYear 78の子どもを対象とした学校に進学する。中には小・中一貫したフルプライマリースクールもある。小・中学校とも4学期制で、夏休み明けの1月下旬から2月上旬にかけて新しい学年が始まり、12月で1学年が修了するのが一般的。必修科目は英語、算数、社会、理科、音楽、美術、体育などである。

 

 ●中等教育(Secondary School 

 初等教育課程を修了すると、セカンダリースクールと呼ばれる日本の高校に当たる学校に進む。セカンダリースクールはYear 9135年間で、1314歳から1718歳までが対象だが、義務教育はYear11まで。小・中学校と同様で4学期制。必修科目のほかに多くの選択科目を履修する。選択科目の中には日本語を採用している学校もある。義務教育修了のYear 11になるとLevel 1- NCEANational Certificate of Educational Achievement)という義務教育卒業試験を受験する。 

 

◆高等教育(Tertiary Education)◆ 

ニュージーランドの高等教育には、大学(University)、高等技術専門学校(Polytechnics)、教育大学(Collegesof Education)、ワナンガ(Wananga)の4つがある。 


●大学(University 

 北島に5校、南島に3校、計8校の国立大学がある。オークランド大学、オークランド工科大学、ワイカト大学、マッセイ大学、ヴィクトリア大学、カンタベリー大学、リンカーン大学、オタゴ大学の8校で、すべての大学で学士号(Bachelors Degree)、修士号(Masters Degree)、博士号(Doctoral Degree)の取得が可能である。日本と違い、3年で学士号が得られる大学がほとんどである。すべての大学で一般学部課程の授業が行われているが、各大学で専門とする分野はそれぞれ異なる。

 

●ニュージーランドの国立大学と専門分野 

オークランド 

・オークランド大学 (www.auckland.ac.nz)  建築、設計、工学、医学、眼科、美術 

・オークランド工科大学 (www.aut.ac.nz)   科学技術、工業技術 

ハミルトン 

・ワイカト大学 (www.waikato.ac.nz)      法律、マオリ研究 

パーマストンノース 

・マッセイ大学 (www.massey.ac.nz)       獣医学、航空学、デザイン、農業、園芸 

ウェリントン 

・ヴィクトリア大学 (www.vuw.ac.nz)       建築、行政、社会政策、社会福祉

クライストチャーチ 

・カンタベリー大学 (www.canterbury.ac.nz)  林学、工学、美術 

・リンカーン大学 (www.lincoln.ac.nz)      農業、園芸

 ダニーデン 

・オタゴ大学 (www.otago.ac.nz)           医学、歯科、薬学、理学療法、体育学


●ポリテクニック(PolytechnicsInstitutes of Technology

 ポリテクニックは職業、技術者のためのプログラムを重点的に実施している専門工科大学(学校)である。職業訓練を含め、語学、介護、工学、デザイン、コンピューターなど幅広い専門課程を提供している。

  

留学

 

◆現地校への編入・留学◆ 

 ニュージーランドの教育機関は古くから留学生を受け入れており、国際的にもプログラムの質が高いことで知られている。日本の大学と比べ専攻や学科の種類が多く、個人の得意分野や将来の目的に合った学科を選択することができる。大学の場合、アイエルツ(IELTS)、トーフル(TOEFL)などの英語能力試験で基準に達していないと入学できない場合がほとんどである。大学に併設されたESOLEnglish for Speakers Of their Language)やELAEnglish Language Academy)という第2言語としての英語教育クラスの受講から開始し、基準の英会話力に達すれば一般クラスへの参加が認められるという大学や専門学校もある。 

 

 留学時には、すべて英語に訳された成績証明書、推薦状、英語力を証明する書類、願書、財政能力証明書(銀行口座の残高証明書)、海外旅行保険への加入(欄外参照)などが必要になる。また、ほとんどの留学生は完全な自費留学生であり、授業料、宿泊料、生活費、旅費などはすべて自己負担である。

 

●語学留学

 ほかの英語圏の国と比較すると治安も良く暮らしやすいという点から、さまざまな国の人々が英語を学びにニュージーランドを訪れている。大学やポリテクニックなどでは、ESOLELAを併設し、留学生の受け入れ態勢の充実を図っている。私立の語学学校は随時入校が可能で、受講期間も1週間から数カ月間までと幅広い。授業数単位での受講が可能なので、自分の目的と予算に合った方法で英語を学ぶことができる。これらの語学学校では、通常、入学時に英語力判定テストを受けた後、レベル別にクラス分けされる。授業は基本的な文法、日常会話を中心に進められる。また、英語を学びながらビジネスや観光など専門分野の資格が取れる学校も増加している。

 

◆そのほかの教育

 Home Education 【Webwww.home.school.nz

   義務教育期間内でも学校に行かず家で親や家庭教師とともに勉強をする子どももいる。基本的に文部省からの許可があれば可能でNZ Home EducationNZHE などのサポート団体もある。

 

NZQANew Zealand Qualifications AuthorityWebwww.nzqa.govt.nz 

 ニュージーランドで取得する資格が国際的に通用するものであることを保証する機関。また海外で取得した資格がニュージーランドで適用されるかの審査も行う。

 

◆留学生の海外旅行保険への加入義務

 すべての留学生に対し海外旅行保険への加入が義務付けられている。たとえ短期間、語学学校へ通う場合でも、海外旅行保険に加入していなければ入学が許可されない。ニュージーランド文部省では無制限の医療補償、携行品補償がされている保険を推奨している。